初めての方へ
当協会では各鉄道会社から資格認定業務を委嘱され、資格認定機関として運転適性検査の実施、医学適性検査結果の確認、そして資格講習会を行い、資格認定証を発行・交付しています。
各種保安講習会について
資格認定
鉄道事業者の設備部門では、身に付けておくべき知識、技術技能を資格認定制度として定めています。
省令10条教育・訓練
鉄道に関する技術上の基準を定める省令 第10条第1項(係員の教育及び訓練等)
鉄道事業者は、列車等の運転に直接関係する作業を行う係員並びに施設及び車両の保守その他これに類する作業を行う係員に対し、作業を行うのに必要な知識及び技能を保有するよう、教育及び訓練を行わなければならない。
医学適性検査
運転適性検査 クレペリン検査
クレペリン検査とは、作業量が多かったり少なかったり、作業をさせることによって生じる気分の変化、休憩をとることの効果、受検者自身の気持ちの気質特性など判断できるようになっており、描かれる作業曲線によって、情緒性や仕事にかかるときの態度、仕事の乗り、周りの環境への変化に対する適応力など、受検者の性格や行動ぶりや知能など判断しようというものです。
受検者は、検査用紙に並んでいる数字の計算を繰り返すだけですから、自分の回答を歪曲することが困難です。また検査の実施に必要なものは、検査用紙と筆記具のみです。実施にあたっては、特別な知識や器具は不要ですから、誰でも容易に実施することができます。
検査の実施方法は、検査用紙に並んでいる数字を1段目の1行目の左端から順番に足し算をし、1分経ったところで2段目の1行目に移り、その左端から足算をし、また1分経ったところで3段目の1行目に移ります。以下同様に号令に合わせて、1分ごとに段を変え、各段の1行目の左端から計算していくという作業を前半15分間(15段)、休憩を5分間挟んで、後半15分間(15段)繰り返す検査です。